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 マツダ(株)、世界初の触媒材料構造により、貴金属の使用量を大幅に低減可能な自動車用触媒を開発

発表日:2007.10.01


  マツダ(株)は、世界初の触媒材料構造により、白金やパラジウムなどの高価な貴金属の使用量を大幅に低減可能となる自動車用触媒を開発した。自動車の触媒では、貴金属の表面が排出ガスの浄化反応を促進する役割を果たしているが、従来は触媒材料上に付着させた貴金属が排出ガスの熱により凝集し、表面積が減って浄化性能が低下するため、多くの貴金属を使用する必要があった。今回の新型触媒では、貴金属の表面積を増やすために5nm(ナノメーター)以下という極小サイズの貴金属粒子を開発。この粒子を触媒材料に埋め込むことで、凝集による浄化性能の低下がなくなり、貴金属を従来比で70%~90%削減することが可能となった。

情報源 マツダ(株) ニュースリリース
機関 マツダ(株)
分野 地球環境
キーワード マツダ | 触媒 | 自動車 | 排出ガス | 貴金属
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