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 東日本旅客鉄道(株)、五年消雪基地でヒートポンプを活用した散水消雪設備の長期耐久試験を実施

発表日:2012.12.12


  東日本旅客鉄道(株)(JR東日本)は、五年消雪基地で、ヒートポンプを活用した散水消雪設備の長期耐久試験を、2013年1月から実施すると発表した。同社では、環境負荷低減およびCO2排出量の低減方策として、鉄道フィールドにおける再生可能エネルギー(太陽光、風力、空気熱等)の利用拡大をめざしている。同社の研究開発センターでは、上越新幹線の雪対策設備である散水消雪設備の熱源として、空気熱を有効利用することを目的にヒートポンプの活用を進めている。2011年度には、金巻消雪基地で大型ヒートポンプ1台を設置した基礎試験を実施し、寒冷地でもヒートポンプでの空気熱利用が可能で、約7%のCO2排出量削減効果が期待できることを確認した。今回の試験では、同設備の実用化を目指すため、五年消雪基地に、ヒートポンプ3台を設置。ヒートポンプによる予熱とボイラシステムによる加熱の効率的な組合せ、ヒートポンプとボイラシステムの制御システム開発と有効性の確認等を実施するという。

情報源 東日本旅客鉄道(株) プレスリリース(PDF)
機関 東日本旅客鉄道(株)
分野 地球環境
キーワード 再生可能エネルギー | ヒートポンプ | CO2 | 東日本旅客鉄道 | JR東日本 | ボイラ | 寒冷地 | 上越新幹線 | 空気熱 | 散水消雪設備
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