欧州環境庁、EU加盟国の2020年までの環境目標は達成困難な見通しと報告

欧州環境庁(EEA)は、「2018年環境指標報告書」を公表し、このままではEU加盟国は2020年までの主要な環境目標を達成できないと報告した。同報告書は、「自然資本の保護」、「資源効率化と低炭素経済への移行」、「人間の健康と福利の確保」というEU第7次環境行動計画の3つの優先目標が2020年までに達成可能かどうか、関連する29の指標の進捗状況をまとめたものである。これによると、「自然資本の保護」は、生物多様性に関するものを含むほぼ全ての指標で目標達成が困難だとみられるほか、「資源効率化と低炭素経済への移行」と「人間の健康と福利の確保」については、見通しが明るい指標と暗い指標とが混在する状況が続き、目標が達成できない懸念が高まった。同報告書によれば、EU 全体で環境・気候政策の強化が求められており、エネルギー需給や食料生産・消費、運輸、都市インフラ開発といった、自然資本の劣化や健康リスク、非効率な天然資源利用、気候変動等に結びつきやすい政策領域で環境・気候目標を柱に据える必要性もあるという。

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