(国研)量子科学技術研究開発機構(量研)、大阪大学および茨城大学の研究グループは、脱窒過程における反応のメカニズムを解明したと発表した。脱窒は、窒素化合物を窒素ガスとして大気中へ放出する窒素循環の最終過程。この過程のうち亜硝酸還元反応(亜硝酸イオン→一酸化窒素ガス)においては、銅含有亜硝酸還元酵素(CuNIR)が働いているとされているが、量子化学計算と整合する原子・電子レベルでの構造を実験的に提示することは出来ていなかった。今回、同研究グループは、水素原子を直接観察できる中性子結晶構造解析に着目し、結晶試料の品質や大きさといった条件を満たすものを作成。CuNIRの全原子構造を高解像度で決定することに成功した。その結果、既往の量子化学計算と整合する構造が実験的に証明されたという。この知見は、CuNIRに関する実験と理論計算とをシームレスに繋ぐものであり、「原子」から「量子」レベルの生命現象の理解に一歩近づいた成果であるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 量子科学技術研究開発機構 プレスリリース 【オンライン情報源2】 茨城大学 NEWS |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 量研と阪大など、脱窒過程における反応のメカニズムを実験によって実証 |
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日付1 |
刊行日: 2020/02/11 |
要約 | (国研)量子科学技術研究開発機構(量研)、大阪大学および茨城大学の研究グループは、脱窒過程における反応のメカニズムを解明したと発表した。脱窒は、窒素化合物を窒素ガスとして大気中へ放出する窒素循環の最終過程。この過程のうち亜硝酸還元反応(亜硝酸イオン→一酸化窒素ガス)においては、銅含有亜硝酸還元酵素(CuNIR)が働いているとされているが、量子化学計算と整合する原子・電子レベルでの構造を実験的に提示することは出来ていなかった。今回、同研究グループは、水素原子を直接観察できる中性子結晶構造解析に着目し、結晶試料の品質や大きさといった条件を満たすものを作成。CuNIRの全原子構造を高解像度で決定することに成功した。その結果、既往の量子化学計算と整合する構造が実験的に証明されたという。この知見は、CuNIRに関する実験と理論計算とをシームレスに繋ぐものであり、「原子」から「量子」レベルの生命現象の理解に一歩近づいた成果であるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】量子科学技術研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】量子科学技術研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
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分野 |
地球環境 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 量子計算、大阪大学、窒素化合物、窒素循環、茨城大学、脱窒、量子科学技術研究開発機構、亜硝酸還元反応、窒素ガス、中性子結晶構造解析 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105419 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/02/17 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28856 |
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