産業技術総合研究所(産総研)、防衛大学校、国立環境研究所および気象庁気象研究所は、都市域のCO2排出量を起源別に推定する新しい手法を提唱した。産総研は、これまでに開発した森林での鉛直CO2輸送量を観測する手法を応用し、2012年より防衛大学校と共に、東海大学代々木キャンパス内での観測を開始していた。また、大気中の酸素(O2)等の濃度を6桁の超高精度で観測する独自技術を用い、都市のCO2排出量を起源別に評価する手法の開発に取組んだ。観測地における主要なCO2排出源を石油、都市ガス、人間呼吸とし、CO2とO2の交換比から起源別に推定し、自動車交通量や都市ガス消費統計データに基づくCO2排出量と比較したところ、誤差はあるものの、早朝の都市ガス消費のピークや通勤時間帯の石油消費の漸増も見て取れた。都市に大規模なゼロエミッション技術が導入された際のCO2削減効果を、実環境計測に基づいて検証する手法として活用できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 産業技術総合研究所 研究成果 【オンライン情報源2】 国立環境研究所 新着情報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 産総研など、人為起源CO2排出を発生源別に推定する新手法を提唱 |
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日付1 |
刊行日: 2020/05/15 |
要約 | 産業技術総合研究所(産総研)、防衛大学校、国立環境研究所および気象庁気象研究所は、都市域のCO2排出量を起源別に推定する新しい手法を提唱した。産総研は、これまでに開発した森林での鉛直CO2輸送量を観測する手法を応用し、2012年より防衛大学校と共に、東海大学代々木キャンパス内での観測を開始していた。また、大気中の酸素(O2)等の濃度を6桁の超高精度で観測する独自技術を用い、都市のCO2排出量を起源別に評価する手法の開発に取組んだ。観測地における主要なCO2排出源を石油、都市ガス、人間呼吸とし、CO2とO2の交換比から起源別に推定し、自動車交通量や都市ガス消費統計データに基づくCO2排出量と比較したところ、誤差はあるものの、早朝の都市ガス消費のピークや通勤時間帯の石油消費の漸増も見て取れた。都市に大規模なゼロエミッション技術が導入された際のCO2削減効果を、実環境計測に基づいて検証する手法として活用できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】産業技術総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】産業技術総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】国立環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ゼロエミッション技術、CO2排出量、都市、都市ガス、石油、起源別、代々木、人間呼吸、自動車交通量、都市ガス消費統計データ |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106042 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/05/21 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29445 |
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