宇都宮大学と京都大学は、「ニホンヤマビル」の吸血動物(宿主)を全国的に調べ、ニホンジカの増加がヤマビルの増加と関連する可能性を示した。両大学は、1990年代以降、全国的にヤマビルが増え、吸血被害が多数報告されるようになった原因として、シカなど大型哺乳動物の増加や分布拡大が指摘されていることから、ヤマビルの宿主を全国的に調査した。林内を歩行しながら、手足に付着したヤマビルを採集する方法(ヒトおとり法)を全国20県で行った。消化管に残る吸血液のDNAを解析した結果、ヤマビル1匹に対し宿主1種類を識別し、144匹分の宿主を明らかにした。内訳としてシカが約4割を占め、他の哺乳類とカエル類が約3割ずつであった。シカの分布地域では、ヤマビルのカエル類の吸血利用が有意に減少する一方で、シカの未分布地域では、カエル類が重要な宿主であった。シカの増加に伴って、ヤマビルの個体数増加や被害拡大が生じた可能性が考えられ、シカの管理がヤマビルの分布拡大対策として有効であることが示唆されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 宇都宮大学 トピックス |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 宇都宮大と京大、シカの増加とヤマビル被害拡大の関連性を検証 |
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日付1 |
刊行日: 2020/06/26 |
要約 | 宇都宮大学と京都大学は、「ニホンヤマビル」の吸血動物(宿主)を全国的に調べ、ニホンジカの増加がヤマビルの増加と関連する可能性を示した。両大学は、1990年代以降、全国的にヤマビルが増え、吸血被害が多数報告されるようになった原因として、シカなど大型哺乳動物の増加や分布拡大が指摘されていることから、ヤマビルの宿主を全国的に調査した。林内を歩行しながら、手足に付着したヤマビルを採集する方法(ヒトおとり法)を全国20県で行った。消化管に残る吸血液のDNAを解析した結果、ヤマビル1匹に対し宿主1種類を識別し、144匹分の宿主を明らかにした。内訳としてシカが約4割を占め、他の哺乳類とカエル類が約3割ずつであった。シカの分布地域では、ヤマビルのカエル類の吸血利用が有意に減少する一方で、シカの未分布地域では、カエル類が重要な宿主であった。シカの増加に伴って、ヤマビルの個体数増加や被害拡大が生じた可能性が考えられ、シカの管理がヤマビルの分布拡大対策として有効であることが示唆されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】宇都宮大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】宇都宮大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ヒトおとり法、カエル、採集、ニホンジカ、DNA解析、分布拡大、ニホンヤマビル、吸血動物、吸血被害、大型哺乳動物 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106386 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/07/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29749 |
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