国連環境計画(UNEP)は、オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書について、ハイドロフルオロカーボン(HFCs)の使用を削減するための改正(キガリ改正)の批准国が100カ国を達成したと明らかにした。HFCsはフロンガスの代替冷媒として広く使われるようになったが、地球温暖化係数が高いガスである。2019年1月に発効したキガリ改正は、HFCsを今後30年間で80%以上(CO2換算)段階的に削減することを要求しており、2100年までの試算では、同削減量は人間の活動による現在の年間CO2排出量の10年分以上に相当する。これにより、今世紀末までに地球温暖化を最大0.4℃下方修正することができる。また、HFCsを代替することで冷房機器のエネルギー効率も向上できる。同議定書の履行によりオゾン層の回復は順調に進んでおり、1990年から2010年までの間に、CO2換算で推定1,350億トンの排出を削減した。もし同議定書がなかった場合、オゾン層破壊物質による温暖化だけで、2070年までに世界の平均気温は2℃以上上昇していたかもしれない。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国連環境計画(UNEP)プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 国連環境計画、モントリオール議定書のキガリ改正の批准国が100カ国を達成と報告 |
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日付1 |
刊行日: 2020/07/14 |
要約 | 国連環境計画(UNEP)は、オゾン層破壊物質に関するモントリオール議定書について、ハイドロフルオロカーボン(HFCs)の使用を削減するための改正(キガリ改正)の批准国が100カ国を達成したと明らかにした。HFCsはフロンガスの代替冷媒として広く使われるようになったが、地球温暖化係数が高いガスである。2019年1月に発効したキガリ改正は、HFCsを今後30年間で80%以上(CO2換算)段階的に削減することを要求しており、2100年までの試算では、同削減量は人間の活動による現在の年間CO2排出量の10年分以上に相当する。これにより、今世紀末までに地球温暖化を最大0.4℃下方修正することができる。また、HFCsを代替することで冷房機器のエネルギー効率も向上できる。同議定書の履行によりオゾン層の回復は順調に進んでおり、1990年から2010年までの間に、CO2換算で推定1,350億トンの排出を削減した。もし同議定書がなかった場合、オゾン層破壊物質による温暖化だけで、2070年までに世界の平均気温は2℃以上上昇していたかもしれない。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】国連環境計画(UNEP) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国連環境計画(UNEP) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 健康・化学物質 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | 地球温暖化、CO2排出量、エネルギー効率、国連環境計画、モントリオール議定書、ハイドロフルオロカーボン、フロンガス、オゾン層破壊物質 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106596 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/07/22 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=29898 |
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