九州大学総合研究博物館とミャンマー森林研究所は、シロアリが飛べない甲虫を運搬し、巣のなかで共生している事例を新種記載の成果とともに報告した。ミャンマーは生物多様性インド・ビルマ「ホットスポット」の一角と見られており、両者は国立科学博物館とミャンマー天然資源・環境保全省林業局の協定に基づくインベントリー調査に参加している。今回、同調査の一環として、同国では初めてメクラシロアリコガネ属のコガネムシを発見し、さらんに既知種と区別できることを確認した。また、小さな羽毛状の毛束が特徴的であることから、ギリシャ神話の登場人物に因み、そのコガネムシをイカロスメクラシロアリコガネ(学名:Termitotrox icarus)と命名し、新種として発表した。一方、新種コガネムシは後翅が退化し飛ぶことができず、シロアリに運んでもらうことで巣内を移動する「運搬共生」していることが明らかになった。シロアリの卵や幼虫を運ぶ習性(運搬行動)が他の種にもおよぶことを示す実例を見出すことが出来たという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 九州大学 NEWS 【オンライン情報源2】 〔参考〕国立科学博物館(2017.3.29) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 九大など、シロアリの運搬共生性に関する新知見を報告 |
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日付1 |
刊行日: 2020/07/29 |
要約 | 九州大学総合研究博物館とミャンマー森林研究所は、シロアリが飛べない甲虫を運搬し、巣のなかで共生している事例を新種記載の成果とともに報告した。ミャンマーは生物多様性インド・ビルマ「ホットスポット」の一角と見られており、両者は国立科学博物館とミャンマー天然資源・環境保全省林業局の協定に基づくインベントリー調査に参加している。今回、同調査の一環として、同国では初めてメクラシロアリコガネ属のコガネムシを発見し、さらんに既知種と区別できることを確認した。また、小さな羽毛状の毛束が特徴的であることから、ギリシャ神話の登場人物に因み、そのコガネムシをイカロスメクラシロアリコガネ(学名:Termitotrox icarus)と命名し、新種として発表した。一方、新種コガネムシは後翅が退化し飛ぶことができず、シロアリに運んでもらうことで巣内を移動する「運搬共生」していることが明らかになった。シロアリの卵や幼虫を運ぶ習性(運搬行動)が他の種にもおよぶことを示す実例を見出すことが出来たという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 運搬行動、生物多様性、共生、新種、ホットスポット、ミャンマー、甲虫、シロアリ、インベントリー調査、運搬共生 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106655 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/08/03 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29969 |
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