北海道大学、国立極地研究所および海洋研究開発機構からなる研究グループは、南極・昭和基地の約100km南、リュツォ・ホルム湾の奥に存在する白瀬氷河の下方に、沖合の暖かい海水が流入し、底面融解が生じていることを明らかにした。同研究グループは、「南極地域観測第Ⅸ期6か年計画」の重点研究観測・サブテーマ2「氷床・海氷縁辺域の総合観測から迫る大気-氷床-海洋の相互作用」に取り組んでいる。近年、西南極において氷床融解の加速が観測されており、海水準上昇への影響が危惧されているが、リュツォ・ホルム湾および白瀬氷河を中心とする東南極では、厚い海氷に阻まれ、観測事例が不足していた。今回、第58次南極地域観測隊(2016-17年)が、氷舌末端部の幅が11 km、氷舌を含めると長さが85 km以上ある白瀬氷河の周辺海域の観測に成功したことから、観測データの解析を軸に、数値モデルや測地・雪氷学分野との融合研究などを行った結果、流入する暖水や融解水の挙動、融解強度の季節変動などを裏付ける新知見が得られたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 北海道大学 研究発表 【オンライン情報源2】 国立極地研究所 研究成果 【オンライン情報源3】 (国研)海洋研究開発機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 北大など、東南極(ひがしなんきょく)における氷床融解の実態を解明 |
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日付1 |
刊行日: 2020/08/25 |
要約 | 北海道大学、国立極地研究所および海洋研究開発機構からなる研究グループは、南極・昭和基地の約100km南、リュツォ・ホルム湾の奥に存在する白瀬氷河の下方に、沖合の暖かい海水が流入し、底面融解が生じていることを明らかにした。同研究グループは、「南極地域観測第Ⅸ期6か年計画」の重点研究観測・サブテーマ2「氷床・海氷縁辺域の総合観測から迫る大気-氷床-海洋の相互作用」に取り組んでいる。近年、西南極において氷床融解の加速が観測されており、海水準上昇への影響が危惧されているが、リュツォ・ホルム湾および白瀬氷河を中心とする東南極では、厚い海氷に阻まれ、観測事例が不足していた。今回、第58次南極地域観測隊(2016-17年)が、氷舌末端部の幅が11 km、氷舌を含めると長さが85 km以上ある白瀬氷河の周辺海域の観測に成功したことから、観測データの解析を軸に、数値モデルや測地・雪氷学分野との融合研究などを行った結果、流入する暖水や融解水の挙動、融解強度の季節変動などを裏付ける新知見が得られたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】北海道大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】国立極地研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立極地研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】(国研)海洋研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(国研)海洋研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 測地・雪氷学、海洋研究開発機構、北海道大学、国立極地研究所、昭和基地、リュツォ・ホルム湾、白瀬氷河、底面融解、南極地域観測第Ⅸ期6か年計画、第58次南極地域観測隊 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106922 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/09/08 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30210 |
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