農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、現行の渇水対策をめぐる問題や、農業水利が河川水量の調整に果たす役割等を踏まえ、自然界の水循環と農業用水の循環をあわせて解析するシミュレーションモデルを開発した。このモデルは河川の流量を1 kmメッシュごと、1日ごとに推定できるもので、一部の地方農政局では流域スケールの水資源量の把握や渇水予測に利用されている。今回、同モデルに気候変動シナリオに基づく降水量(予測値)を入力し、2050年~2070年頃の河川流量を全国スケールで評価したところ、渇水流量(10年に一回の確率で生じる渇水発生時5日間の平均流量)を指標として、5月(代かき期)・8月(出穂期)に渇水が発生しやすい地域を数段階に区分(図示)できることが分かった。また、灌漑期全体の日流量の変化率(1981~2000年間比)を推定することも可能であるため、農業用水と取り巻く水資源の全体像はもとより、適応策などの長期的な対策(農業水利施設の整備、改修等)に係る自治体レベルの計画策定にも活用できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 農業・食品産業技術総合研究機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 農研機構、適応策検討にも活用できる水循環解析モデルを開発 |
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日付1 |
刊行日: 2020/10/12 |
要約 | 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、現行の渇水対策をめぐる問題や、農業水利が河川水量の調整に果たす役割等を踏まえ、自然界の水循環と農業用水の循環をあわせて解析するシミュレーションモデルを開発した。このモデルは河川の流量を1 kmメッシュごと、1日ごとに推定できるもので、一部の地方農政局では流域スケールの水資源量の把握や渇水予測に利用されている。今回、同モデルに気候変動シナリオに基づく降水量(予測値)を入力し、2050年~2070年頃の河川流量を全国スケールで評価したところ、渇水流量(10年に一回の確率で生じる渇水発生時5日間の平均流量)を指標として、5月(代かき期)・8月(出穂期)に渇水が発生しやすい地域を数段階に区分(図示)できることが分かった。また、灌漑期全体の日流量の変化率(1981~2000年間比)を推定することも可能であるため、農業用水と取り巻く水資源の全体像はもとより、適応策などの長期的な対策(農業水利施設の整備、改修等)に係る自治体レベルの計画策定にも活用できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】農業・食品産業技術総合研究機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】農業・食品産業技術総合研究機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 農業水利施設、適応策、河川流量、農業水利、農業用水、地方農政局、渇水予測、気候変動シナリオ、渇水流量、灌漑期 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107220 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/10/14 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30463 |
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