世界資源研究所(WRI)は、パリ協定の目標を達成するためには現在の排出量を削減するだけでなく、既に大気中に存在する二酸化炭素(CO2)を除去する必要があるとして、海洋をベースとした様々な炭素除去アプローチの活用を提言した。現在、海洋は人為的なCO2排出量の3分の1弱を吸収しており、海洋酸性化にも影響を及ぼしていることから、これ以上、海洋酸性化を進行させないことが重要であるとして、1)沿岸の生態系修復や海藻の養殖といった光合成を利用する生物学的アプローチ、2)鉱物の投入によりアルカリ性を強くさせてCO2吸収量を増やす化学的アプローチ、3)海水に電流を流すことで炭素を貯留したり、水素を生成したりする電気化学的アプローチを紹介している。しかし、大規模に適用する前に、その有効性、コスト、および海洋生態系への意図しない影響を詳しく把握するための継続的な研究と社会的な認知が必要である。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界資源研究所(WRI)ニュース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 世界資源研究所、海洋の炭素除去能力の活用を提言 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2020/10/08 |
要約 | 世界資源研究所(WRI)は、パリ協定の目標を達成するためには現在の排出量を削減するだけでなく、既に大気中に存在する二酸化炭素(CO2)を除去する必要があるとして、海洋をベースとした様々な炭素除去アプローチの活用を提言した。現在、海洋は人為的なCO2排出量の3分の1弱を吸収しており、海洋酸性化にも影響を及ぼしていることから、これ以上、海洋酸性化を進行させないことが重要であるとして、1)沿岸の生態系修復や海藻の養殖といった光合成を利用する生物学的アプローチ、2)鉱物の投入によりアルカリ性を強くさせてCO2吸収量を増やす化学的アプローチ、3)海水に電流を流すことで炭素を貯留したり、水素を生成したりする電気化学的アプローチを紹介している。しかし、大規模に適用する前に、その有効性、コスト、および海洋生態系への意図しない影響を詳しく把握するための継続的な研究と社会的な認知が必要である。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界資源研究所(WRI) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界資源研究所(WRI) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 電気化学的アプローチ、二酸化炭素、海洋、世界資源研究所、海洋酸性化、海洋生態系、パリ協定、炭素除去アプローチ、生物学的アプローチ、化学的アプローチ |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107255 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/10/19 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=30489 |
---|