国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、北極海最大の淡水貯留域となっているボーフォート海に溜まった淡水は、グリーンランドの東側のより広いフラム海峡ではなく、カナダの北極諸島の間を通ってラブラドル海に流入していることが明らかになった。ボーフォート海では過去20年間で淡水量が40%増加しており、この淡水がどのようにして大西洋に流れ込むかは、重要な問題である。将来、風が弱まって淡水がより流れ込みやすくなれば、栄養分も豊富なこの大量の淡水がラブラドル海域に大きな影響を与える可能性がある。大西洋の熱塩循環では、冷たくて塩分濃度の高い重い水が北大西洋から沈み込み、メキシコ湾流となって海面に戻ってくるが、ラブラドル海に塩分濃度が低い軽い水が流入すると、この大規模な海流の循環を遅らせる可能性がある。現状ではこの淡水の多くは北極海に閉じ込められているが、流出量が増えれば非常に大きな影響を及ぼす可能性がある。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国立科学財団(NSF)ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 国立科学財団、北極圏の大量の淡水が海洋環境と大西洋の海流に影響を与えていると報告 |
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日付1 |
刊行日: 2021/03/16 |
要約 | 国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、北極海最大の淡水貯留域となっているボーフォート海に溜まった淡水は、グリーンランドの東側のより広いフラム海峡ではなく、カナダの北極諸島の間を通ってラブラドル海に流入していることが明らかになった。ボーフォート海では過去20年間で淡水量が40%増加しており、この淡水がどのようにして大西洋に流れ込むかは、重要な問題である。将来、風が弱まって淡水がより流れ込みやすくなれば、栄養分も豊富なこの大量の淡水がラブラドル海域に大きな影響を与える可能性がある。大西洋の熱塩循環では、冷たくて塩分濃度の高い重い水が北大西洋から沈み込み、メキシコ湾流となって海面に戻ってくるが、ラブラドル海に塩分濃度が低い軽い水が流入すると、この大規模な海流の循環を遅らせる可能性がある。現状ではこの淡水の多くは北極海に閉じ込められているが、流出量が増えれば非常に大きな影響を及ぼす可能性がある。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】国立科学財団(NSF) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立科学財団(NSF) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
水・土壌環境 自然環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 北極圏、淡水、海流、大西洋、海洋環境、国立科学財団、熱塩循環、ラブラドル海域、淡水貯留域 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 108611 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2021/03/24 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=31442 |
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