中国科学院(CAS)は、氷河期に大量の炭素排出に関連した急激な温暖化が起こり、海底の約20%に相当する範囲が無酸素状態となり、生物多様性が著しく低下したという研究結果を発表した。古生代後期の氷河時代(3億6000万年~2億8000万年前)は長期にわたり氷床が存在し、氷室(icehouse)気候から温室(greenhouse)気候へ移行した時期であり、また、大気中のCO2濃度およびO2濃度が近現代同等となる唯一の地質時代でもある。したがって、将来の環境と生物多様性の変化を予測するためには、同時代の炭素排出とその影響を研究することが極めて重要である。同院の研究者を含む国際研究チームは、中国南部の石炭紀層を10年以上にわたって調査し、堆積学、層序学、古生物学、地球化学の観点から考察した。同研究は、地球温暖化が将来地球にもたらす影響や、生物が直面する環境条件を推測するための手がかりとなり得る。
情報源 |
【オンライン情報源1】 中国科学院(CAS)ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 中国科学院、炭素の大量放出が太古の海洋無酸素状態と生物多様性の喪失を引き起こしたと報告 |
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日付1 |
刊行日: 2022/05/05 |
要約 | 中国科学院(CAS)は、氷河期に大量の炭素排出に関連した急激な温暖化が起こり、海底の約20%に相当する範囲が無酸素状態となり、生物多様性が著しく低下したという研究結果を発表した。古生代後期の氷河時代(3億6000万年~2億8000万年前)は長期にわたり氷床が存在し、氷室(icehouse)気候から温室(greenhouse)気候へ移行した時期であり、また、大気中のCO2濃度およびO2濃度が近現代同等となる唯一の地質時代でもある。したがって、将来の環境と生物多様性の変化を予測するためには、同時代の炭素排出とその影響を研究することが極めて重要である。同院の研究者を含む国際研究チームは、中国南部の石炭紀層を10年以上にわたって調査し、堆積学、層序学、古生物学、地球化学の観点から考察した。同研究は、地球温暖化が将来地球にもたらす影響や、生物が直面する環境条件を推測するための手がかりとなり得る。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】中国科学院(CAS) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】中国科学院(CAS) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | アジア:中国 |
キーワード | 古生物学、生物多様性、中国科学院、温暖化、氷河期、炭素排出、古生代、無酸素状態、石炭紀層、堆積学 |
言語1 | 中国語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 112328 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2022/05/16 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=33669 |
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