所沢市は、国の天然記念物「ミヤコタナゴ(学名:Tanakia tanago)」の保護・繁殖を行っており、年間の取組をホームページに紹介した。同種は、関東平野の一部に局所的に生息する日本固有種のタナゴの仲間。湧水を水源とした水路や池に生息する。河川改修工事や圃場整備事業、産卵母貝(マツカサガイ)の消滅などにより、現在は栃木県・千葉県等のごく一部にわずかに生息するのみとなっている。環境省では、平成6年度から保護増殖事業を実施し、生息環境の改善、生息域外保全及び外来種の駆除等を行っている。所沢市内でも、狭山丘陵を水源とする柳瀬川や、田んぼを流れる用水路などに生息していたが、急速な都市化に伴う生息地の宅地化などにより、昭和50年代を最後に自然の中では見られなくなっていた。同市は「生物多様性ところざわ戦略」のもと、5つの生物多様性プロジェクトに取組んでおり、そのうち「武蔵野の生き物復活プロジェクト」においてミヤコタナゴの野生復活を目指した取組を行っている。令和4年度は、飼育しているミヤコタナゴから約1,300個を採卵し、インキュベーター(低温恒温機)に受精卵を入れて繁殖させた。稚魚は小学校や市役所本庁舎などで翌年まで飼育される。なお埋蔵文化財調査センター(所沢市北野2丁目)では飼育する稚魚を実際に見ることができるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 所沢市 新着情報 【オンライン情報源2】 生物多様性ところざわ戦略(PDF、該当箇所) 【オンライン情報源3】 〔参考〕環境省 ミヤコタナゴ |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 所沢市が取組む天然記念物「ミヤコタナゴ」の保護活動 |
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日付1 |
刊行日: 2022/07/08 |
要約 |
所沢市は、国の天然記念物「ミヤコタナゴ(学名:Tanakia tanago)」の保護・繁殖を行っており、年間の取組をホームページに紹介した。同種は、関東平野の一部に局所的に生息する日本固有種のタナゴの仲間。湧水を水源とした水路や池に生息する。河川改修工事や圃場整備事業、産卵母貝(マツカサガイ)の消滅などにより、現在は栃木県・千葉県等のごく一部にわずかに生息するのみとなっている。環境省では、平成6年度から保護増殖事業を実施し、生息環境の改善、生息域外保全及び外来種の駆除等を行っている。所沢市内でも、狭山丘陵を水源とする柳瀬川や、田んぼを流れる用水路などに生息していたが、急速な都市化に伴う生息地の宅地化などにより、昭和50年代を最後に自然の中では見られなくなっていた。同市は「生物多様性ところざわ戦略」のもと、5つの生物多様性プロジェクトに取組んでおり、そのうち「武蔵野の生き物復活プロジェクト」においてミヤコタナゴの野生復活を目指した取組を行っている。令和4年度は、飼育しているミヤコタナゴから約1,300個を採卵し、インキュベーター(低温恒温機)に受精卵を入れて繁殖させた。稚魚は小学校や市役所本庁舎などで翌年まで飼育される。なお埋蔵文化財調査センター(所沢市北野2丁目)では飼育する稚魚を実際に見ることができるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】所沢市 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】所沢市 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 埋蔵文化財調査センター、生物多様性、河川改修、天然記念物、所沢市、タナゴ、ミヤコタナゴ、圃場整備、柳瀬川、生物多様性ところざわ戦略 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 112861 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2022/07/14 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=34011 |
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