中部大学工学部の樫村准教授と宮田研究員らは、中国電力および中国高圧コンクリート工業と共同で、「マイクロ波を利用してコンクリート廃材と飛灰にCO2ガスを吸収させた路盤材」を短時間で大量に合成する技術を開発した。──研究チームは、マイクロ波加熱炉を用いてコンクリート廃材と石炭火力発電所から排出される飛灰を迅速に高温まで加熱し、CO2ガスを吸収させた。また、飛灰の熱伝導率が低いため、数値計算を利用して高効率で大量に均質加熱できる加熱炉を設計した。実験の結果、1時間当たり40~80kgの飛灰を加熱し、CO2を吸収させたままで焼結できることが確認された。これにより、飛灰やコンクリート廃材がCO2を吸収する現象が実用化の課題であった加熱時間の短縮が可能となり、エネルギー消費を大幅に削減できることが示された。──新しいマイクロ波加熱炉設計法の有効性が実証されたことで、今後は材料に合わせた高効率なマイクロ波加熱炉の実用化が期待される。
情報源 |
【オンライン情報源1】 中部大学 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 電化促進×廃棄物利用×CO2吸収~三位一体の路盤材を生む加熱炉 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2024/11/26 |
要約 | 中部大学工学部の樫村准教授と宮田研究員らは、中国電力および中国高圧コンクリート工業と共同で、「マイクロ波を利用してコンクリート廃材と飛灰にCO2ガスを吸収させた路盤材」を短時間で大量に合成する技術を開発した。──研究チームは、マイクロ波加熱炉を用いてコンクリート廃材と石炭火力発電所から排出される飛灰を迅速に高温まで加熱し、CO2ガスを吸収させた。また、飛灰の熱伝導率が低いため、数値計算を利用して高効率で大量に均質加熱できる加熱炉を設計した。実験の結果、1時間当たり40~80kgの飛灰を加熱し、CO2を吸収させたままで焼結できることが確認された。これにより、飛灰やコンクリート廃材がCO2を吸収する現象が実用化の課題であった加熱時間の短縮が可能となり、エネルギー消費を大幅に削減できることが示された。──新しいマイクロ波加熱炉設計法の有効性が実証されたことで、今後は材料に合わせた高効率なマイクロ波加熱炉の実用化が期待される。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】中部大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】中部大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | コンクリート廃材、路盤材、飛灰、カーボンニュートラル、化学産業、電化、マイクロ波、CO2吸収、短時間合成、大量合成 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 122281 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2024/11/27 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=37280 |
---|