新潟大学、九州大学および日本原子力研究開発機構(JAEA)の共同研究グループは、乾燥と湿潤の繰り返しが土壌からのCO2放出量を大幅に増加させることを明らかにした。──本研究は、地球温暖化に伴う極端な気象の頻発化・常態化を視野に入れたものとなっている。日本各地の10地点の森林土壌を対象に、洪水/干ばつのサイクルを模擬した室内実験を84日間にわたって行った結果、CO2放出量は1.3~3.7倍に増加し、微生物細胞の破壊と分解や、活性金属―有機物錯体成分の分解が進行することが判明した。また、このような変化により、土壌有機炭素の安定的な蓄積が困難となる可能性が示唆された。──今回の知見を踏まえ、新潟大学らは地球環境予測モデル(GCM)の将来的な精度低下を懸念している。今後は、実際の屋外環境における評価や詳細なメカニズム検証を予定している。
情報源 |
【オンライン情報源1】 新潟大学 ニュース 【オンライン情報源2】 九州大学 研究成果 【オンライン情報源3】 JAEA 研究開発成果 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 洪水と干ばつのサイクルは土壌CO2放出量を増加方向に導く |
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日付1 |
刊行日: 2025/01/21 |
要約 | 新潟大学、九州大学および日本原子力研究開発機構(JAEA)の共同研究グループは、乾燥と湿潤の繰り返しが土壌からのCO2放出量を大幅に増加させることを明らかにした。──本研究は、地球温暖化に伴う極端な気象の頻発化・常態化を視野に入れたものとなっている。日本各地の10地点の森林土壌を対象に、洪水/干ばつのサイクルを模擬した室内実験を84日間にわたって行った結果、CO2放出量は1.3~3.7倍に増加し、微生物細胞の破壊と分解や、活性金属―有機物錯体成分の分解が進行することが判明した。また、このような変化により、土壌有機炭素の安定的な蓄積が困難となる可能性が示唆された。──今回の知見を踏まえ、新潟大学らは地球環境予測モデル(GCM)の将来的な精度低下を懸念している。今後は、実際の屋外環境における評価や詳細なメカニズム検証を予定している。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】新潟大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】新潟大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】日本原子力研究開発機構(JAEA) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】日本原子力研究開発機構(JAEA) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 有機物錯体、微生物、土壌、乾燥、温暖化、湿潤、降水パターン、炭素蓄積、CO2放出、活性金属 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 122559 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2025/01/24 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=37481 |
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