関東甲信越初のグリーン水素取引~東京都と山梨県が実現

東京都は、関東甲信越初のグリーン水素トライアル取引を実施した。(株)やまなしハイドロジェンカンパニーが応札し、トレーラー輸送コースの落札単価は89円/ノルマルリューベ、カードル輸送コースの落札単価は230円/ノルマルリューベであった。都は、再生可能エネルギー電力由来の水素(グリーン水素)の利用拡大を図るため、日本取引所グループ(JPX)傘下の東京商品取引所(TOCOM)と共同で本入札を実施した。──今回の取引成立と都が手動する水素供給の開始を記念してセレモニーが行われ、小池知事、長崎山梨県知事、落札企業の取締役副社長、日本取引所グループの取締役兼代表執行役グループCEOらが出席した。小池知事は、「市場形式として世界で初めてとなるグリーン水素のトライアル取引を実施し、水素の需要と供給の両方を喚起し、取引を活性化していく」と述べた。また、長崎知事は、「山梨県産のグリーン水素が供給されることを誇りに思う」とコメントした。──グリーン水素の本格的な取引や社会実装の契機となり得る取り組みであり、東京都と山梨県は協力しながら、今後もグリーン水素の普及と取引の活性化を推進するという。

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