明治大学とNTTの共同研究グループは、土壌微生物の生存性を改変し、農地等に由来するGHGの排出削減につなげ、併せて化学肥料の使用量削減にも寄与する基盤技術を確立した。──本技術は、土壌微生物の長期生存に必要な遺伝子を特定し、それを人為的にコントロールするという新たなGHG排出削減の道筋を示している。研究では、モデル微生物として大腸菌を用いて、RpoSなど14個の転写因子を発見している。先行研究では、RpoSが土壌中の長期生存性に影響を与えることが分かっていたが、その他13個の遺伝子については今回初めてその関与が明らかになった。多種多様な転写因子を上手く使うことで、特定の微生物種の生存性を個別に制御することが可能となり、N2Oの排出削減が期待される。具体的には、土壌中の微生物がN2Oを窒素に変換する過程を促進し、温室効果ガスの排出を抑制する。──土壌の物理的・化学的性質を変える従来の方法とは大きく異なるものであり、土壌微生物を育成・制御するだけで最適な物質循環を創出し、環境負荷を低減につなげることができる日が来るかもしれない。
情報源 |
【オンライン情報源1】 明治大学 プレスリリース 【オンライン情報源2】 NTT ニュースリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 農地由来N2O排出削減に光明!土壌微生物の生存性改変技術 |
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日付1 |
刊行日: 2025/02/04 |
要約 | 明治大学とNTTの共同研究グループは、土壌微生物の生存性を改変し、農地等に由来するGHGの排出削減につなげ、併せて化学肥料の使用量削減にも寄与する基盤技術を確立した。──本技術は、土壌微生物の長期生存に必要な遺伝子を特定し、それを人為的にコントロールするという新たなGHG排出削減の道筋を示している。研究では、モデル微生物として大腸菌を用いて、RpoSなど14個の転写因子を発見している。先行研究では、RpoSが土壌中の長期生存性に影響を与えることが分かっていたが、その他13個の遺伝子については今回初めてその関与が明らかになった。多種多様な転写因子を上手く使うことで、特定の微生物種の生存性を個別に制御することが可能となり、N2Oの排出削減が期待される。具体的には、土壌中の微生物がN2Oを窒素に変換する過程を促進し、温室効果ガスの排出を抑制する。──土壌の物理的・化学的性質を変える従来の方法とは大きく異なるものであり、土壌微生物を育成・制御するだけで最適な物質循環を創出し、環境負荷を低減につなげることができる日が来るかもしれない。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】明治大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】明治大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】日本電信電話(株) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】日本電信電話(株) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 長期生存、環境負荷、物質循環、微生物、温室効果ガス、土壌、N2O、遺伝子、化学肥料、転写因子 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 122624 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2025/02/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=37525 |
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