東北大学と住友商事は、CO2とシリコン系産業廃棄物を同時に活用する「カーボンリサイクル型SiC(炭化ケイ素)合成技術」の社会実装に向けた共同プロジェクトを始動した。SiCは電気自動車や再生可能エネルギー機器に不可欠な次世代パワー半導体の材料であり、近年その需要が急増している。これまでのSiC製造プロセスは高温での処理を必要としていたため、CO2排出が大きな課題となっていた。両者(社)の技術コンセプトは、CO2を資源として再利用し、それと同時にシリコンスラッジの再資源化を図るというもの。東北大学は反応条件の最適化と高純度化を担い、住友商事は原料調達と市場開拓を担当する。なお、今回のプロジェクトは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、中国電力大崎発電所内の実証拠点で予備試験等が始まっている。2028年までの3年間で、低コスト・低環境負荷・高性能という三拍子揃ったSiC製造モデルの確立を目指すという。──実証成果は、半導体業界にとどまらず、持続可能な素材産業の未来を切り拓く可能性を秘めている。\"サーキュラーエコノミー型商材\"の登場が今から楽しみである。
情報源 |
【オンライン情報源1】 東北大学 プレスリリース 【オンライン情報源2】 住友商事 ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 東北大ら、CO2と廃棄物から高純度SiC合成する技術確立に挑む |
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日付1 |
刊行日: 2025/05/14 |
要約 | 東北大学と住友商事は、CO2とシリコン系産業廃棄物を同時に活用する「カーボンリサイクル型SiC(炭化ケイ素)合成技術」の社会実装に向けた共同プロジェクトを始動した。SiCは電気自動車や再生可能エネルギー機器に不可欠な次世代パワー半導体の材料であり、近年その需要が急増している。これまでのSiC製造プロセスは高温での処理を必要としていたため、CO2排出が大きな課題となっていた。両者(社)の技術コンセプトは、CO2を資源として再利用し、それと同時にシリコンスラッジの再資源化を図るというもの。東北大学は反応条件の最適化と高純度化を担い、住友商事は原料調達と市場開拓を担当する。なお、今回のプロジェクトは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の支援を受け、中国電力大崎発電所内の実証拠点で予備試験等が始まっている。2028年までの3年間で、低コスト・低環境負荷・高性能という三拍子揃ったSiC製造モデルの確立を目指すという。──実証成果は、半導体業界にとどまらず、持続可能な素材産業の未来を切り拓く可能性を秘めている。\"サーキュラーエコノミー型商材\"の登場が今から楽しみである。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】東北大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東北大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】住友商事(株) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】住友商事(株) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | NEDO実証試験、カーボンニュートラル、炭化ケイ素、サーキュラーエコノミー、次世代パワー半導体、CO₂リサイクル、シリコンスラッジ、EV材料革新、高純度SiC、産業廃棄物再資源化 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 123415 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2025/05/15 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=37774 |
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