南九州市、レドックスフロー蓄電池による再エネ供給を開始

南九州市は4月1日から本格運用を開始した「黒木山太陽光発電所」の概要を紹介した。本施設は、同市が令和4年に表明した「ゼロカーボンシティ」実現に向けた重要な施策の一環として整備されたもので、発電容量1,000kWの太陽光パネルと、蓄電容量1,125kWhを持つレドックスフロー蓄電池を備えている。

レドックスフロー蓄電池は、消防法上の危険物に該当せず火災リスクが低いほか、設計寿命が約20年と長く、安全性と持続性に優れる点が特徴である。発電された電力は、知覧特攻平和会館や学校給食センターなど市内10箇所の公共施設に供給されるほか、災害時には指定避難所への電力供給も可能であり、災害レジリエンスの強化にも資する。

本設備は、環境省の再エネ推進交付金を活用し、南九州市、株式会社ミタデン、三井住友ファイナンス&リース株式会社(SMFL)の三者が連携して導入した。ミタデンが設計・施工を担当し、SMFLがリース方式で設備を導入した。南九州市は、重点対策加速化事業にも採択されており、公共施設の省エネルギー化や再生可能エネルギーの導入を推進している。

今回の取り組みは、九州の自治体として初めてレドックスフロー蓄電池を導入した事例であり、地域のエネルギー自立と温暖化防止に向けた先進的なモデルとして注目される。

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