NEDO、ウラノス構想支援―越境データ流通基盤構築FSを始動

新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「ウラノス・エコシステムの実現のためのデータ連携システム構築・実証事業」において、9件のテーマを採択した。本事業は、企業や業界、国境を越えたデータ連携を可能にする基盤の整備と普及を目的とするものである。

ウラノス・エコシステムとは、<a href=\"https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=37759\">経済産業省が推進する、信頼性を確保したうえでの横断的なデータ流通を実現するための取り組み</a>。NEDOは、サプライチェーン全体での製品情報の共有が求められる現代の産業構造に対応するものであり、欧州における環境データ管理の強化や、化学物質情報の透明性向上といった国際的な動向への対応も意識している。

今回採択されたテーマは、以下の4つの柱に分類される。第一に、ウラノス・エコシステムに資するデータスペース基盤の整備と普及促進。第二に、蓄電池のカーボンフットプリント情報の流通促進。第三に、化学物質情報の流通に係るシステム開発。そして第四に、全体の調査およびプロジェクトマネジメント業務である。――「データスペース」とは、複数の組織が信頼性を担保しながらデータを自由に流通させるための制度と技術の組み合わせであり、新たな経済・社会活動の基盤となる空間である。NEDOは、これらの取り組みを通じて、国際的なプラットフォームとの相互接続や、トラスト確保の在り方を検討し、実証を進める。

本事業の予算は2025年度で16.49億円とされ、事業実施期間は2025年度から2027年度までを予定している。採択されたテーマの詳細は、別紙資料にて公表されている。

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