農水省✕大塚製薬、高齢農業者に対する熱中症対策啓発を強化

農林水産省は、熱中症対策製品を展開する大塚製薬と連携し、全国のコメリ店舗において「農業者向けの熱中症対策」の啓発を目的としたデジタルサイネージ投影を令和7年7月1日から開始する。農業従事者は屋外作業が多く、長時間の高温曝露により発症リスクが高い。農林水産省は、こまめな水分・塩分補給、単独作業の回避、涼しい環境での作業などを推奨している。

大塚製薬と東京農業大学による共同調査では、65歳以上の農業者は発汗量が多く、口渇感が低いため、脱水や塩分不足に陥りやすいことが明らかになっている。今回の施策には、そうした成果も反映されており、高齢農業者が熱中症になりやすい理由や、正しい水分・塩分補給の方法、推奨される飲料の成分(食塩濃度0.1〜0.2%)などの情報も発信する。コメリ店舗に設置されたモニターに、農業者向けの熱中症対策情報を視覚的に伝えるコンテンツを1か月間投影する計画だ。

農林水産省はスマートフォン向けアプリ「MAFFアプリ」を通じて、地域ごとの熱中症警戒情報をプッシュ通知で提供しており、今回の施策と併せて、農業者の安全確保に向けた情報発信を強化する。本施策は、農林水産省と民間企業の連携による官民協働の好例と言える。

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