九州大学と東京大学及び名古屋大学の研究グループが、二酸化炭素(CO2)地中貯留で、連続的に微小振動を発振する装置(アクロス)を利用して、貯留したCO2を高い精度で連続的にモニタリングする手法を開発した。CO2の回収・貯留(CCS)は、発電所といったCO2の排出源においてCO2を分離・回収し、地下深部(約1000m)に貯留することで、大気中へのCO2排出を削減するもので、近未来的にCO2を大幅に削減することができると考えられている。一方で、万が一CO2が貯留層から漏洩した場合、それを直ちに検出し、貯留作業を止める必要がある。今回、アクロスによって発振された連続振動を地震計で記録し、特に表面波と呼ばれる地震波に注目した解析を行うことで、CO2の漏洩を高い精度で検出できることが分かった。この手法により、比較的安価に貯留したCO2をモニタリングすることができ、また、突然のCO2の漏洩にも対応できると考えられる。研究グループでは今後、同手法を実際のCO2貯留サイトで適用する予定であるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 九州大学 プレスリリース(PDF:401KB) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
タイトル | 九州大など、地中に貯留したCO2を連続的にモニタリングする手法を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2015/12/25 |
要約 | 九州大学と東京大学及び名古屋大学の研究グループが、二酸化炭素(CO2)地中貯留で、連続的に微小振動を発振する装置(アクロス)を利用して、貯留したCO2を高い精度で連続的にモニタリングする手法を開発した。CO2の回収・貯留(CCS)は、発電所といったCO2の排出源においてCO2を分離・回収し、地下深部(約1000m)に貯留することで、大気中へのCO2排出を削減するもので、近未来的にCO2を大幅に削減することができると考えられている。一方で、万が一CO2が貯留層から漏洩した場合、それを直ちに検出し、貯留作業を止める必要がある。今回、アクロスによって発振された連続振動を地震計で記録し、特に表面波と呼ばれる地震波に注目した解析を行うことで、CO2の漏洩を高い精度で検出できることが分かった。この手法により、比較的安価に貯留したCO2をモニタリングすることができ、また、突然のCO2の漏洩にも対応できると考えられる。研究グループでは今後、同手法を実際のCO2貯留サイトで適用する予定であるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】名古屋大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】名古屋大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | モニタリング、東京大学、九州大学、名古屋大学、CO2回収・貯留、振動、地中貯留 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 88246 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/01/18 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=17900 |
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