[報文]合金鉄製造工場の周辺における浮遊粉じん中のマンガン量の実態調査

平成8年に大気汚染防止法の改正により,有害大気汚染物質が規定され,対策推進に係る各種規定が追加された。マンガンについては,そのうちの優先取組物質(22物質)の1つとしてリストアッブされている。 徳島県にはマンガン鉱石を取り扱う合金鉄(フェロマンガン)製造工場があり,周辺環境へのマンガンの影響を調査するため,工場敷地境界において浮遊粉じんをローポリュウムエアーサンプラーおよびアンダーセンエアーサンプラーにより採取し,浮遊粉じんに合まれるマンガンの測定を行った。 浮遊粉じん中のマンガン量あるいは割合は,季節により変動し,地殻中の平均割合よりかなり高い値が測定された。また,浮遊粉じんの粒径分布ごとの測定では,粗大粒子のマンガン割合が高く,微小粒子にはあまり含まれていないことがわかった。

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