[報文]千葉県市原港におけるダイオキシン類汚染調査1-平面分布調査-

千葉県と市原市は市原港底質の詳細調査(平面分布)および水質調査を実施した。調査地点は湾内を200mメッシュに区切った29地点,湾口部,湾奥部および流入2小河川の計35地点とした。湾内底質は最高12,000pg-TEQ/g,平均値2,000pg-TEQ/gと高濃度にダイオキシン類により汚染されていることが確認された。この汚染は7,8塩素物のPCDD/Fによる汚染であり,O8CDDの最高濃度は6.8mg/kgにも達した。湾内の離れた2地点で,とくに,高濃度であったが,両地点のTEQ組成や同属体組成は非常に類似していた。水質はすべて環境基準値を満たしていたが,湾口部から湾奥部に向かうに伴い,TEQ組成は汚染底質のTEQ組成と類似し,TEQ値も漸増していた。流入河川の底質,水質のTEQ値はともに低く,河川からの負荷が流入している可能性は小さかった。

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