京都大学は、多成分系である木質バイオマス中の各成分の物質量を正確に決定する手法を世界で初めて開発したと発表した。木質バイオマスは多成分からなり、各成分の物質量を把握することが欠かせない。木質バイオマスの溶液中に、どのような物質がどの程度の量存在するのかを解析するのには、NMR(核磁気共鳴)法の一種であるHSQC法が最も有効で、現在広く使われている。しかしこの手法で得られた物質量には、成分毎に異なる分子量や化学構造に依存した歪みが含まれており、得られた値は真の値とは異なっていた。今回開発した手法は、NMR法の一種であるTROSY法によって、この歪みを求め、求めた歪みに基づいて上記の物質量を較正する事で、歪みが無い真の物質量を決定するもの。木質バイオマスを用いてこの手法の有効性を検証した結果、正しい物質量が得られる事が確認された。これによって、木質バイオマスからバイオエネルギーや各種製品の原料を獲得する工程の確立が促進されることが期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 京都大学 研究成果 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 京都大、木質バイオマス中の各成分の物質量を正確に決定する手法を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2016/02/18 |
要約 | 京都大学は、多成分系である木質バイオマス中の各成分の物質量を正確に決定する手法を世界で初めて開発したと発表した。木質バイオマスは多成分からなり、各成分の物質量を把握することが欠かせない。木質バイオマスの溶液中に、どのような物質がどの程度の量存在するのかを解析するのには、NMR(核磁気共鳴)法の一種であるHSQC法が最も有効で、現在広く使われている。しかしこの手法で得られた物質量には、成分毎に異なる分子量や化学構造に依存した歪みが含まれており、得られた値は真の値とは異なっていた。今回開発した手法は、NMR法の一種であるTROSY法によって、この歪みを求め、求めた歪みに基づいて上記の物質量を較正する事で、歪みが無い真の物質量を決定するもの。木質バイオマスを用いてこの手法の有効性を検証した結果、正しい物質量が得られる事が確認された。これによって、木質バイオマスからバイオエネルギーや各種製品の原料を獲得する工程の確立が促進されることが期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | NMR、木質バイオマス、バイオエネルギー、物質量、成分、TROSY |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 88902 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/02/22 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=18136 |
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