海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、NASA、名古屋大学などと共同で、衛星観測情報と統計数理手法であるデータ同化を用いて、窒素酸化物(NOx)の排出量が地球全体で近年大きく変動していることを明らかにした。NOxは、大気中では化学反応により消失するため、推定結果の信頼性向上が大きな課題となってきた。今回開発したシステムは、データ同化を用いて、大気中物質の衛星観測と化学輸送モデルCHASERによる計算結果を照らし合わせることで、NOxの消失の効果を考慮した上で排出量を推定するもの。地域毎に異なる排出量の長期変動を明らかにすることが可能であるため、NOxだけでなくその生成物であるオゾンの変動を高精度に再現することに成功した。この成果は、健康・農業・温暖化関連政策やPM2.5予測の精度向上のほか、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議論に役立つことが期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース 【オンライン情報源2】 名古屋大学 プレスリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | JAMSTECなど、地球全体のNOx排出量の長期変動をデータ同化により推定 |
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日付1 |
刊行日: 2017/01/27 |
要約 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、NASA、名古屋大学などと共同で、衛星観測情報と統計数理手法であるデータ同化を用いて、窒素酸化物(NOx)の排出量が地球全体で近年大きく変動していることを明らかにした。NOxは、大気中では化学反応により消失するため、推定結果の信頼性向上が大きな課題となってきた。今回開発したシステムは、データ同化を用いて、大気中物質の衛星観測と化学輸送モデルCHASERによる計算結果を照らし合わせることで、NOxの消失の効果を考慮した上で排出量を推定するもの。地域毎に異なる排出量の長期変動を明らかにすることが可能であるため、NOxだけでなくその生成物であるオゾンの変動を高精度に再現することに成功した。この成果は、健康・農業・温暖化関連政策やPM2.5予測の精度向上のほか、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の議論に役立つことが期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】名古屋大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】名古屋大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 化学輸送モデル、窒素酸化物、NOx、海洋研究開発機構、名古屋大学、排出量、観測、JAMSTEC、大気汚染物質、観測衛星 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 93600 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2017/02/03 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=20754 |
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