海洋研究開発機構(JAMSTEC)と国立環境研究所は、中国からの人為起源排出量のバイアス影響を新たな手法で評価したと発表した。今回研究グループは、独自に開発した大気化学輸送モデルと大気濃度観測データを用いたCO2とメタン(CH4)の解析結果から、1)2000年代の東アジアの化石燃料消費によるCO2排出量が過大評価されている可能性を示し、2)このバイアスを補正することで、近年報告されている東アジアの陸上生態系によるCO2吸収量の増大は見られない、ということを明らかにした。この研究は、大気濃度観測データからCO2の排出量と吸収量を逆推定する手法では困難であった部分に接近し、CO2とCH4の解析結果を組み合わせた新しい解析手法により両者の寄与を分離し推定した世界初の試みで、大気側からのCO2収支推定手法の精緻化に貢献するものであるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース 【オンライン情報源2】 国立環境研究所 報道発表 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JAMSTECと国環研、東アジアの人為的CO2排出量の過大評価に関する新たな手法と知見を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2017/05/16 |
要約 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC)と国立環境研究所は、中国からの人為起源排出量のバイアス影響を新たな手法で評価したと発表した。今回研究グループは、独自に開発した大気化学輸送モデルと大気濃度観測データを用いたCO2とメタン(CH4)の解析結果から、1)2000年代の東アジアの化石燃料消費によるCO2排出量が過大評価されている可能性を示し、2)このバイアスを補正することで、近年報告されている東アジアの陸上生態系によるCO2吸収量の増大は見られない、ということを明らかにした。この研究は、大気濃度観測データからCO2の排出量と吸収量を逆推定する手法では困難であった部分に接近し、CO2とCH4の解析結果を組み合わせた新しい解析手法により両者の寄与を分離し推定した世界初の試みで、大気側からのCO2収支推定手法の精緻化に貢献するものであるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】国立環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 大気化学輸送モデル、生態系、海洋研究開発機構、国立環境研究所、CO2排出量、メタン、東アジア、観測、CO2吸収量、JAMSTEC |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 94804 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2017/05/17 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=21556 |
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