京都大学と東京大学の研究グループは、二酸化炭素(CO2)の吸着を光によって制御できる多孔性材料を開発した。最近、CO2などの分離・貯蔵への活用を想定し、ジャングルジム様の多孔性配位高分子(PCP)の穴にガス分子を吸着させる技術の開発が進められている。しかし、多孔性材料の結晶は柔軟性が乏しく、ガス吸着量が調整不能であることが課題となっていた。今回研究チームは、照射する光の種類によって開環・閉環する有機分子ジアリールエテン(DAE)誘導体を用いてPCPを構築し、知恵の輪の要領で組み合わせることで、フレームワーク同士の相対的な位置が変化できるようにした。このことにより、PCPに構造的な柔らかさが生まれ、照射する光の刺激によって穴の大きさを調整し、CO2吸着量を調整できる多孔性材料を開発した。この多孔性材料は、任意のタイミングでCO2の分離・回収し、再び取り出すことができるもので、光エネルギーを効率良く化学反応へと変換する結晶性プラットフォームとしての活用も期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 京都大学 研究成果 【オンライン情報源2】 東京大学大学院工学系研究科 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 京都大と東京大、CO2の吸着を光によって制御することができる多孔性材料を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2017/07/27 |
要約 | 京都大学と東京大学の研究グループは、二酸化炭素(CO2)の吸着を光によって制御できる多孔性材料を開発した。最近、CO2などの分離・貯蔵への活用を想定し、ジャングルジム様の多孔性配位高分子(PCP)の穴にガス分子を吸着させる技術の開発が進められている。しかし、多孔性材料の結晶は柔軟性が乏しく、ガス吸着量が調整不能であることが課題となっていた。今回研究チームは、照射する光の種類によって開環・閉環する有機分子ジアリールエテン(DAE)誘導体を用いてPCPを構築し、知恵の輪の要領で組み合わせることで、フレームワーク同士の相対的な位置が変化できるようにした。このことにより、PCPに構造的な柔らかさが生まれ、照射する光の刺激によって穴の大きさを調整し、CO2吸着量を調整できる多孔性材料を開発した。この多孔性材料は、任意のタイミングでCO2の分離・回収し、再び取り出すことができるもので、光エネルギーを効率良く化学反応へと変換する結晶性プラットフォームとしての活用も期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 多孔性材料、東京大学、京都大学、吸着、柔軟性、光エネルギー、CO2分離・回収、ジアリールエテン |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 95873 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2017/07/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=22130 |
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