環境省、第2回国際化学物質管理会議(ICCM2)の結果を公表
発表日:2009.05.18
環境省は、スイスのジュネーブで平成21年5月11日から15日まで開催された、第2回国際化学物質管理会議(ICCM2)の結果を公表した。この会議では、2020年までに化学物質が人の健康・環境への影響が最小となるような方法で生産・使用されることを目標とした「国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ」(SAICM)の実施状況がレビューされ、途上国における実施能力向上のための経済的・技術的支援が必要との指摘がなされた。また、人の健康や動植物への影響、管理方法等に関連する情報へのアクセス向上についても意見が出された。その他、ナノテクノロジー及びナノ材料、製品中化学物質、e-Waste(電気電子機器廃棄物)及び塗料中鉛について、安全性等の課題への対応が検討された。今後、これらの課題について、各国政府、国際機関、産業界等が、関連する情報の収集や共有等を進めるとともに、対応を強化していくという。