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 カナダ政府、化学物質管理計画に基づく優先物質の評価件数で中間地点に到達

発表日:2009.05.29


  カナダのプレンティス環境大臣とアグルカック保健大臣は、化学物質管理計画第6群に掲載された18種類の化学物質について、スクリーニング評価草案及びリスク管理に関する文書を発表した。これにより、化学物質管理計画に基づいて評価が行われた優先物質は106種類となり、カナダ政府は、同計画に盛り込まれた200種類の優先物質を評価するという公約の中間地点に達した。第6群に含まれる18種類の化学物質のうち、塩化ベンジルはヒトの健康にリスクを与えると提言され、DHNUP(1,2-ベンゼンジカルボン酸 ジ-C7-11-分岐及び直鎖アルキルエステル類)は環境にリスクを与えるおそれがあるとされた。塩化ベンジルは工業用化学物質で、殺虫剤、殺菌剤、工業用洗浄剤等にごく僅かに含まれ、また、ベンジルアルコールの生産に用いられる。DHNUPは、プラスチック製造時に使われるフタレートの一種で、主に電気通信機器の絶縁体用の可塑剤に用いられる。現在ある情報では、残る16物質は、ヒト及び環境にリスクを与えないとされた。

情報源 カナダ環境省 プレスリリース
国・地域 カナダ
機関 カナダ環境省
分野 健康・化学物質
キーワード 化学物質 | カナダ
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