大阪府は、摂津市役所自動車排出ガス測定局(府所管局)において、ヒートアイランド対策技術によるモニター実証を開始した。これは、同府が実施している「環境技術評価・普及事業」において評価した技術を広くPRするとともに利用ニーズを探るため、府等の公共部門がモニターとなり、その関連施設を実証フィールドとして提供し、評価技術の環境保全効果や利用性などの実証を試行的に実施するもの。今回の実証技術は「赤外線の反射機能による建物屋根の遮熱性向上技術」で、建築物の屋根・壁、タンク等に塗布する太陽光反射断熱塗料による、建築物の蓄熱量の低減や空調の負荷低減効果が期待できるという。