昭和シェル石油(株)の100%子会社である昭和シェルソーラー(株)は、CIS太陽電池の宮崎第2プラント(年産能力60MW)が完成し、2009年4月22日に竣工式を行ったと発表した。CIS太陽電池は、銅、インジウム、セレンを主原料とし、シリコンを使用しない次世代型薄膜太陽電池で、変換効率向上の余地が大きく、製造工程がシンプルで使用する原材料が少ないことから、更なるコスト削減が見込まれている。同社では、2007年に宮崎市内の宮崎工場宮崎第1プラント(年産能力20MW)が商業生産を開始しており、今回竣工した第2プラントにおいても順次、商業生産を開始する予定である。また、2011年の稼動を目標として、年産1,000MW(1GW)規模の生産能力達成に向けて、現在検討を進めているという。