岡山大学は、全固体リチウムイオン電池(全固体LIB)電位計測装置の共同開発に参画すると発表した。同大学は、さまざまな産業応用を目指して「テラヘルツ波ケミカル顕微鏡(TCM)」の開発に取り組み、近年では医療分野における展開なども模索している(紀和ら, 2014)。一方、岡山県などの協力を得て、2018年度からTCMを技術シーズとする産官学共同研究の枠組みづくりを推進し、協和ファインテック株式会社(岡山市)と共に次世代電池計測技術の開発に取り組んでいる。今回、中国経済産業局の支援の下、既往開発成果のさらなる高度化を図りつつ、全固体LIB内部の電位の様子を動作下で可視化する装置の製品化に向けた協働の取組を始動することとなった。装置の導入・実用化を通じて、全固体LIB評価システムの小型化はもとより、電池の開発期間の大幅な短縮や、劣化・故障分析の簡素化などが期待できるという。
情報源 |
岡山大学 プレスリリース(PDF)
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機関 | 協和ファインテック(株) 岡山大学 |
分野 |
環境総合 |
キーワード | リチウムイオン電池 | 産官学 | 岡山大学 | 電位計測装置 | テラヘルツ波 | 協和ファインテック |
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