森林総研など、マングローブ林の細根生産量を評価

発表日:2020.10.19

(国研)森林研究・整備機構森林総合研究所などの研究グループは、マングローブ林における細根(直径2 mm未満の根)の生産量を評価した。マングローブ林は材や燃料の生産に利用される他、近年は炭素蓄積の機能が注目されている。一方、森林の炭素蓄積機能を評価するには地上部だけでなく地下部の生産量を知る必要があり、マングローブにおいては地下部の生産量についての情報が不足していた。今回、タイ南部の代表的なマングローブ林であるウラジロヒルギダマシ林とフタバナヒルギ林において、深さ0~40 cmにおいて細根の生産量を調査した。その結果、1年間の細根生産量は、それぞれ落葉量(≒葉の生産量)の60%、95%に相当した。次に、土壌の表層(深さ0-20 cm)・下層(深さ20-40 cm)でそれぞれ生産量を計測したところ樹種間で違いも見られた。これらのデータは、マングローブ林の炭素蓄積速度の評価に有用な知見となるという。

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