千葉大学と国立環境研究所は、妊娠中の母体の血中マンガン(Mn)濃度と出生時体格(体重、頭囲など)の関連を男児・女児別に分析し、得られた知見を発表した。Mnは必須元素のひとつであるが体内で毒性を示す物質でもある。海外では母親の血中Mn濃度と出生体重との関連が報告されているが、研究事例が少なく、小規模な調査分析に基づくものであった。今回、日本における大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査、調査開始年度:平成22年度)」を通じて得られた、16,473人の母親と乳児(男児:8,484人、女児:7,989人)ペアのデータを統計的な手法(多変量ロジスティック回帰など)を用いて分析した結果、1)Mn濃度19 μg/Lで男児の体重が最大となり、それよりも低値あるいは高値になるにしたがい減少すること、2)Mn濃度が低いグループにおいて在胎週数に見合う標準的な体重よりも出生体重が小さい「SGA」児が生まれるリスクが高まること、3)Mn濃度が低値になると男児・女児ともに頭囲が減少する傾向があること等が示唆されたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 千葉大学 ニュース 【オンライン情報源2】 国立環境研究所 報道発表 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 千葉大と国環研、妊娠中の血中マンガン濃度とSGAリスクに関する知見を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2019/02/21 |
要約 | 千葉大学と国立環境研究所は、妊娠中の母体の血中マンガン(Mn)濃度と出生時体格(体重、頭囲など)の関連を男児・女児別に分析し、得られた知見を発表した。Mnは必須元素のひとつであるが体内で毒性を示す物質でもある。海外では母親の血中Mn濃度と出生体重との関連が報告されているが、研究事例が少なく、小規模な調査分析に基づくものであった。今回、日本における大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査、調査開始年度:平成22年度)」を通じて得られた、16,473人の母親と乳児(男児:8,484人、女児:7,989人)ペアのデータを統計的な手法(多変量ロジスティック回帰など)を用いて分析した結果、1)Mn濃度19 μg/Lで男児の体重が最大となり、それよりも低値あるいは高値になるにしたがい減少すること、2)Mn濃度が低いグループにおいて在胎週数に見合う標準的な体重よりも出生体重が小さい「SGA」児が生まれるリスクが高まること、3)Mn濃度が低値になると男児・女児ともに頭囲が減少する傾向があること等が示唆されたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】千葉大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】千葉大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】国立環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | SGA、国立環境研究所、マンガン、千葉大学、疫学調査、エコチル調査、子どもの健康と環境に関する全国調査、出生時体格、Mn、多変量ロジスティック回帰 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 102230 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/02/26 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=26443 |
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