(国研)森林研究・整備機構森林総合研究所と東京農業大学の研究グループは、都市近郊林におけるモニタリング調査の成果を論文化し、野生動物の移動の確保などを考慮した「侵入防止柵」選定の方向性などを提示した。シカの食害から造林地などを保護するために、全国各地で「侵入防止柵」の設置が進められている。しかし、シカやイノシシによる柵の破損により効果を発揮しきれていない事例も多く、柵が保護すべき動物(キツネ、ノウサギ、アナグマ等)の移動を妨げている可能性もある。同研究グループは、東京都八王子市の山林内に3種類の柵を約2.2 kmにわたって設置し、接近する野生動物の行動をモニタリングした。その結果、「電気柵」は動物による破損と保護すべき動物への影響が最も少なく、「金属柵」は破損頻度が低い一方で保護すべき動物の移動は制限され、「樹脂ネット柵」については破損が著しく頻繁におこることが明らかになった。侵入防止柵の設置に当たっては、地域の動物相に合わせた種類の選定が必要であるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 森林研究・整備機構森林総合研究所 研究紹介 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 森林総研など、地域の動物相を考慮した「侵入防止柵」選定の考え方を提示 |
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日付1 |
刊行日: 2019/11/15 |
要約 | (国研)森林研究・整備機構森林総合研究所と東京農業大学の研究グループは、都市近郊林におけるモニタリング調査の成果を論文化し、野生動物の移動の確保などを考慮した「侵入防止柵」選定の方向性などを提示した。シカの食害から造林地などを保護するために、全国各地で「侵入防止柵」の設置が進められている。しかし、シカやイノシシによる柵の破損により効果を発揮しきれていない事例も多く、柵が保護すべき動物(キツネ、ノウサギ、アナグマ等)の移動を妨げている可能性もある。同研究グループは、東京都八王子市の山林内に3種類の柵を約2.2 kmにわたって設置し、接近する野生動物の行動をモニタリングした。その結果、「電気柵」は動物による破損と保護すべき動物への影響が最も少なく、「金属柵」は破損頻度が低い一方で保護すべき動物の移動は制限され、「樹脂ネット柵」については破損が著しく頻繁におこることが明らかになった。侵入防止柵の設置に当たっては、地域の動物相に合わせた種類の選定が必要であるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】森林研究・整備機構森林総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】森林研究・整備機構森林総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 電気柵、野生動物、東京都、森林総合研究所、東京農業大学、八王子市、シカ、イノシシ、食害、侵入防止柵 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104531 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/11/19 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28233 |
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