筑波大学は、英国のプリマス大学およびイタリアのパレルモ大学からなる国際共同研究グループは、伊豆諸島・式根島の海底に存在するCO2噴出箇所(CO2シープ)を詳細に調査し、海洋酸性化が魚類に与える影響を示唆する基礎的な知見を得たと発表した。同研究グループは、顕著なpH低下が生じているCO2シープを 海洋酸性化が進んだ未来の海に見立て、式根島の沿岸において生物群集と魚類の個体群調査を実施した。その結果、CO2濃度が高い海域ではサンゴや大型の海藻が著しく減少しており、それらの隙間や陰を主な生息場所とする魚類の多様性が45%低下していることが明らかとなった。また、熱帯性の魚種は温帯性の魚種に比べて影響を受け易く、生息場所や食性などの選好が強いスペシャリスト種が著しく減少し、選好が弱いジェネラリスト種が生き残るといった環境適応の過程が見出された。これらの知見は、海洋酸性化に伴い魚類資源の顕著な減少が起こり得ることや、大規模なCO2削減の重要性を示唆するものであるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 筑波大学 注目の研究 【オンライン情報源2】 プリマス大学 プレスリリース 【オンライン情報源3】 パレルモ大学 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 筑波大、CO2シープ調査から見えた海洋酸性化の脅威を提示 |
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日付1 |
刊行日: 2020/04/21 |
要約 | 筑波大学は、英国のプリマス大学およびイタリアのパレルモ大学からなる国際共同研究グループは、伊豆諸島・式根島の海底に存在するCO2噴出箇所(CO2シープ)を詳細に調査し、海洋酸性化が魚類に与える影響を示唆する基礎的な知見を得たと発表した。同研究グループは、顕著なpH低下が生じているCO2シープを 海洋酸性化が進んだ未来の海に見立て、式根島の沿岸において生物群集と魚類の個体群調査を実施した。その結果、CO2濃度が高い海域ではサンゴや大型の海藻が著しく減少しており、それらの隙間や陰を主な生息場所とする魚類の多様性が45%低下していることが明らかとなった。また、熱帯性の魚種は温帯性の魚種に比べて影響を受け易く、生息場所や食性などの選好が強いスペシャリスト種が著しく減少し、選好が弱いジェネラリスト種が生き残るといった環境適応の過程が見出された。これらの知見は、海洋酸性化に伴い魚類資源の顕著な減少が起こり得ることや、大規模なCO2削減の重要性を示唆するものであるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】筑波大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】筑波大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】プリマス大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】プリマス大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】パレルモ大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】パレルモ大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | CO2シープ、CO2、適応、魚類、海洋酸性化、海藻、サンゴ、海底、伊豆諸島、式根島 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105931 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/04/24 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29333 |
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