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 アメリカ国立再生可能エネルギー研究所、国内の水上太陽光発電の可能性を報告

発表日:2018.12.27


  アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL)は、アメリカで浮体式の水上太陽光発電の導入を進めることに大きな可能性があると報告した。同国は世界に先駆けて10年前にカリフォルニア州ナパ谷で初の水上太陽光発電設備の設置を行ったが、その試みは全国的に浸透せず、同国の太陽光発電は主に陸上の大規模設備に重点が置かれてきた。2017年12月時点で設置されている水上太陽光発電設備は7か所にすぎない。世界的には水上太陽光発電設備は100か所を超え、最大規模の70設備のうち56は日本に設置されている。NRELによると、アメリカの2万4000以上の人工貯水池に水上太陽光発電設備を設置することで同国の年間発電量の約10%を発電できるという。地上設置の代わりに水上太陽光発電を導入することで約210万ヘクタールの土地が解放されるうえ、水分蒸散や藻類増殖の軽減にもなる。水力発電所の近くに設置して既存の送電インフラを利用すれば、エネルギー出力を高め、経費も削減できるという。

情報源 アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立再生可能エネルギー研究所(NREL)
分野 環境総合
キーワード 太陽光発電 | アメリカ | 浮体式 | アメリカ国立再生可能エネルギー研究所 | 水上太陽光発電 | 人工貯水池 | 水分蒸散 | 藻類増殖 | 送電インフラ
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