イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、将来世代により良い環境を遺すための広範かつ画期的な環境法案が2020年1月30日に議会に導入されたと報じた。同国の25カ年環境計画を基礎としており、様々な環境原則を法制化し施策を導入するという。法案には新たに、途上国へのプラスチック廃棄物の輸出停止、海外の環境法における重要な進展を隔年で検討し、その成果を自国の環境計画に役立てること等が盛り込まれている。イギリスは2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにすることを既に法制化しているが、今回の法案では、生物多様性、大気質・水質、資源効率、水管理等に関して法的拘束力のある長期的な目標が設定される。これらを鑑み、環境政策・法の精査や苦情調査、必要な場合は公的機関に対する執行措置等を行う独立した「環境保護室」の設立等も盛り込まれた。ビリアーズ環境・食糧・農村地域相は、「英国はEU離脱後に環境対策で世界をリードすることを打ち出しており、新法案はその目標を達成するうえで不可欠」としている。