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 長野県、省エネ型コンベア・EV部品等のゼロカーボン技術開発を支援

  長野県は、令和3年度ゼロカーボン技術事業化支援補助金の支援対象者が決定したことを発表した。同県および（公財）長野県テクノ財団では、「長野県脱炭素社会づくり条例」に基づき、2050年度におけるCO2排出量の実質ゼロ（=ゼロカーボン社会）を実現するため、県内企業による新たなゼロカーボン関連の技術開発を支援している。同事業は、ゼロカーボン関連製品・技術の試作開発及び販路開拓に取り組む事業に要する経費の一部を補助するもの（補助限度額：最大2千万円、補助率：最大2/3）。今回、採択されたのはイデアシステム(株)（所在地：岡谷市）や中村製作所(株)（上伊那郡箕輪町）など6件。同事業の支援を受けて、イデアシステム(株)は、温泉ストーブを効率化し、県内外温泉地等へ普及することにより再エネ（温泉熱）利用の拡大に取り組む。中村製作所(株)はＥＶ向け高効率放熱部品、(株)クエストコーポレーション（上高井郡小布施町）は電動小型無人ヘリコプタ、マルヤス機械(株)（岡谷市）は省エネ型コンベヤ、シナノケンシ(株)（上田市）は省エネ型ブロワーを開発する。(株)小松精機工作所（諏訪市）は、ＦＣＶ向け材料等を開発し部品に使用することで、航続距離の長距離化を図るという。