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 JICA、中小企業・SDGsビジネス支援事業の採択案件を発表

発表日:2021.10.19


  (独)国際協力機構(JICA)は、中小企業・SDGsビジネス支援事業(2021年度第一回)の採択案件を発表した。同事業は、開発途上国のニーズと日本企業の優れた製品・技術等とのマッチングを通じて、相手国のSDGs達成に貢献するビジネス(SDGs ビジネス)を促進し、開発課題解決と日本企業の海外ビジネス展開の両立を目指すもの。2012年度に創設された前身事業を含め、10年間で延べ1,045件が採択されている。今回、「余剰米を活用した生分解性プラスチック樹脂の製造及び普及による海洋汚染緩和のための案件化調査(対象国:タイ、提案法人:株式会社バイオマスレジン南魚沼)」をはじめ、32件が新規採択された。地域別に見ると東南アジア・大洋州における案件が46.9%を占めており、分野別に見ると農業が最も多く(40.6%)、インフラ整備・運輸交通と水の浄化・水処理が同率の12.5%、廃棄物管理防災・災害対策が9.4%となっている。また、近年の社会情勢・技術動向を踏まえ、ウイルス防護アイソレーションガウン導入に係る案件化調査や、デジタル技術・ITを活用したDX技術開発に資する案件なども採択されている。2020年度から同事業にはコロナ時代を想定した遠隔支援型や、地域金融機関と中小企業の連携取組に対応する枠組が新設されている。

情報源 (独)国際協力機構 ニュースリリース
機関 (独)国際協力機構
分野 環境総合
キーワード 生分解性プラスチック | 廃棄物管理 | 開発途上国 | 中小企業・SDGsビジネス支援事業 | コロナ禍 | DX | 海外ビジネス | 東南アジア・大洋州 | 水の浄化・水処理 | ウイルス防護アイソレーションガウン
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