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 NEDO、多彩な「バイオものづくり」を推進・6テーマを新規採択

発表日:2022.07.29


  新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発(事業期間:2020~2026年度)」の委託・助成事業において、新たに6件のテーマを採択した。同事業は、植物や微生物などを用いて物質を生産する技術(バイオものづくり)をめぐる諸課題の解消に向けて、新たなバイオ資源の拡充(研究開発項目①)や、生産プロセスの開発と実生産への橋渡しを効果的に行うバイオファウンドリ基盤の整備(研究開発項目②)を推進し、ひいてはバイオ由来製品の社会実装の加速とバイオエコノミーの活性化に貢献することを目指すもの。本委託・助成事業は、研究開発項目③「産業用物質生産システム実証」に該当するもので、バイオものづくりにおけるコスト面のボトルネック解消に向けて、民間企業での研究開発や投資を促すために計画された。バイオものづくり産業の基盤を創出するとともに、「産業用物質生産システム」の実証を通じてバイオ由来製品の創出を加速させることを目的として、2021年度から企業からの提案を募集している。検証事例を増やすことを目的として、2022年度も第二回公募が行われた。今次公募では、石油化学原料のバイオ化を目指すテーマ「酵母をもちいた非可食バイオマスからの油脂生産技術の開発(出光興産株式会社)」をはじめ、野生植物に原料を依存する医薬品や、ヘルスケア製品、香料などの有効成分を発酵生産することで工業化を目指すテーマ(小川香料株式会社、高砂香料工業株式会社)など、多彩なテーマが追加されている。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構
分野 環境総合
キーワード 香料 | 医薬品 | バイオエコノミー | 非可食バイオマス | バイオ由来製品 | 産業用物質生産システム | バイオものづくり | カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発 | バイオファウンドリ基盤 | 新たなバイオ資源の拡充
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