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 産業のGXに向けた資金供給の在り方に関する研究会施策パッケージを公表

  環境省は、金融庁・経済産業省と共催で「産業のGXに向けた資金供給の在り方に関する研究会」を開催し、施策パッケージをとりまとめ公表した。企業の気候変動対策投資とそれへの資金供給を強化するためには、企業や金融機関がグリーン、トランジション、イノベーションへの投資を行う際の環境整備を図り､金融資本市場で、排出量の多寡のみならず、GXへの挑戦・実践を行う企業への新たな評価軸の構築や、マクロでの気候変動分野への資金誘導策を検討することが必要。三省では、民間金融等の活用に関する検討を行うため、2022年8月に同研究会を設置し、計5回にわたり議論を行った。同報告書は､GX分野における民間資金を引き出すための第一歩として施策を取りまとめたもの。これを踏まえ､経済成長と排出削減の両立のため、施策の相互関係を念頭に､絶えず政策をアップデートする努力と、相乗的な効果が発揮されるよう連携していくとしている。施策パッケージの概要は、1)グリーンファイナンスの拡大、2)トランジション・ファイナンスの拡大、3)新たな金融手法であるブレンデッド・ファイナンスの開発・確立、4)地域・中小企業のGX投資促進にむけた資金供給、5)企業のGX投資促進等にむけた市場環境の整備等、6)GX実践企業の評価軸の構築と金融市場における活用、7)資金還流の形成となっている。