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 厚生労働省、福島県における水道水中の放射性物質の検出について発表

発表日:2011.03.22


  厚生労働省は、福島県における水道水中の放射性物質の検出について発表した。今回、政府の原子力災害現地対策本部では、平成23年3月21日に同県内77箇所、また、3月16日から19日までに同県内6箇所の水道水を対象に、放射性物質の測定を実施。その結果、放射性ヨウ素について、77箇所中2地点及び6箇所中1地点で「飲食物摂食制限に関する指標値」(300Bq(ベクレル)/kg)を超過し、77箇所中4地点及び6箇所中2地点で「乳児用の指標値」(100Bq/kg)を超過した。この検査結果を受け、同省は、伊達市、郡山市、田村市、南相馬市及び川俣町に対し、それぞれ、伊達市月舘簡易水道事業、郡山市上水道事業、田村市水道事業、南相馬市水道事業及び川俣町水道事業を利用する住民に、乳児による水道水の摂取(乳児用調製粉乳を水道水で溶かして乳児に与えること等)を控えるよう広報するよう要請した。なお、同省では、この指標値を超える水道水を一時的に飲用しても健康影響が生じる可能性は極めて低く、代替飲用水がない場合には飲用(乳児による水道水の摂取を含む)しても差し支えないとしている。また、手洗い、入浴等の生活用水としての利用は可能という。

情報源 厚生労働省 報道発表資料
福島県 平成23年東北地方太平洋沖地震による被害状況速報
機関 厚生労働省 福島県
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 厚生労働省 | 水道水 | 放射性物質 | 放射性ヨウ素 | 乳児 | 伊達市 | 南相馬市 | 郡山市 | 田村市 | 川俣町
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