国内ニュース


 昭和電工(株)、高効率・大型乾式の温暖化ガス分解装置を製品化

発表日:2012.09.05


  昭和電工(株)は、高効率・大型乾式の温暖化ガス分解装置の開発を完了し、2012年中に販売を開始すると発表した。液晶パネルや半導体のエッチング工程で使用されるPFC(パーフルオロカーボン)は、地球温暖化係数の高い温室効果ガスであり、使用後排出の際に分解処理する必要がある。分解方法には、1)排水処理が不要でCO2排出量も少ないが、ランニングコストがかかる「化学反応方式」と、2)ランニングコストが安く大量の排ガス処理が可能だが、排水等の後処理が必要な「触媒方式」、がある。今回開発した製品は、水処理工程が不要な乾式のハイブリッドシステムにより、処理能力の増加とランニングコストの削減を実現するPFC分解装置。触媒方式におけるフッ素分除去工程を、安価なカルシウム系の反応剤を用いて乾式化することに成功した。また、除害後に発生するCaF2(フッ化カルシウム)は、合成蛍石として再利用することも可能という。

情報源 昭和電工(株) ニュースリリース
機関 昭和電工(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード 乾式 | 温室効果ガス | 昭和電工 | PFC | 分解 | 地球温暖化係数 | パーフルオロカーボン | 合成蛍石 | フッ化カルシウム
関連ニュース

関連する環境技術