三重大学は、32年ぶりの大寒波となった「平成30年豪雪」に地球温暖化が影響しているという新説を発表した。平成30年豪雪は、福井県等の北陸地方において記録的な雪をもたらした。従来、ラニーニャ現象(東太平洋赤道付近の海水温が低い現象)により偏西風が蛇行したと考えられていたが、ラニーニャ現象は4年に1回程度発生しており、この大寒波を説明出来ないという。同大学によると、「暖穴(warm hole)」と命名した「海氷の大きな穴」が出来、アラスカ北の上空が暖かくなったことに原因があるという。アラスカ上空が暖かい事で偏西風が迂回し、北極点近くまで侵入。この反動で、北極に存在する寒気が東西に引き裂かれ、偏西風は南北へ蛇行、東アジアと北米方向に寒波をもたらした。歯磨き粉のチューブ中央を握ると中身が両サイドへ分かれるイメージであるという。同研究グループは、地球温暖化に伴い、今後「暖穴」が拡大することが予測され、日本や北米により強い寒波が襲来する可能性があると指摘する。
情報源 |
【オンライン情報源1】 三重大学 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 三重大、平成30年豪雪と地球温暖化に関する新説を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2019/05/23 |
要約 | 三重大学は、32年ぶりの大寒波となった「平成30年豪雪」に地球温暖化が影響しているという新説を発表した。平成30年豪雪は、福井県等の北陸地方において記録的な雪をもたらした。従来、ラニーニャ現象(東太平洋赤道付近の海水温が低い現象)により偏西風が蛇行したと考えられていたが、ラニーニャ現象は4年に1回程度発生しており、この大寒波を説明出来ないという。同大学によると、「暖穴(warm hole)」と命名した「海氷の大きな穴」が出来、アラスカ北の上空が暖かくなったことに原因があるという。アラスカ上空が暖かい事で偏西風が迂回し、北極点近くまで侵入。この反動で、北極に存在する寒気が東西に引き裂かれ、偏西風は南北へ蛇行、東アジアと北米方向に寒波をもたらした。歯磨き粉のチューブ中央を握ると中身が両サイドへ分かれるイメージであるという。同研究グループは、地球温暖化に伴い、今後「暖穴」が拡大することが予測され、日本や北米により強い寒波が襲来する可能性があると指摘する。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】三重大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】三重大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 地球温暖化、偏西風、ラニーニャ現象、三重大学、寒波、平成30年豪雪、暖穴 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 102865 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/05/24 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=26966 |
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