新潟大学と弘前大学は、青森県つがる市に在る無名の小さな池(面積:0.14 km2)で、日本新産種となる水草を発見した。両大学は、湿地モニタリング手法の開発を目的とする調査研究を通じて、2017年に同池が国内に2ヶ所しかない水生植物ガシャモクの自生地であり、同種の北限であることを明らかにしている(Shutoh K, et al., 2019)。今回、両大学が市民グループと共に同池の詳細調査(調査期間:2017~2019年)を行い、ガシャモクを含む多様な水生植物の種数や、葉緑体DNAなどの塩基配列を評価した結果、同池は種数や希少性において全国66湖沼の上位ランクに入ることが分かった。一方、既知のガシャモクと似ているが、一部の形態(茎の分岐)が異なる水草が採取されたことから、同種の形態観察・計測、文献調査などを行ったところ、ガシャモクの近縁種(エゾヒルムシロ)を母系に持つ、雑種「Potamogeton×angustifolius」であることが明らかになった。国内では初めての発見のなるため、発見地である津軽に因んだ和名「ツガルモク」を付して、発表している。
情報源 |
【オンライン情報源1】 新潟大学 研究成果 【オンライン情報源2】 弘前大学 トピックス 【オンライン情報源3】 北海道大学 研究成果(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 新潟大と弘前大など、日本新産種となる水草「ツガルモク」を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2020/03/25 |
要約 | 新潟大学と弘前大学は、青森県つがる市に在る無名の小さな池(面積:0.14 km2)で、日本新産種となる水草を発見した。両大学は、湿地モニタリング手法の開発を目的とする調査研究を通じて、2017年に同池が国内に2ヶ所しかない水生植物ガシャモクの自生地であり、同種の北限であることを明らかにしている(Shutoh K, et al., 2019)。今回、両大学が市民グループと共に同池の詳細調査(調査期間:2017~2019年)を行い、ガシャモクを含む多様な水生植物の種数や、葉緑体DNAなどの塩基配列を評価した結果、同池は種数や希少性において全国66湖沼の上位ランクに入ることが分かった。一方、既知のガシャモクと似ているが、一部の形態(茎の分岐)が異なる水草が採取されたことから、同種の形態観察・計測、文献調査などを行ったところ、ガシャモクの近縁種(エゾヒルムシロ)を母系に持つ、雑種「Potamogeton×angustifolius」であることが明らかになった。国内では初めての発見のなるため、発見地である津軽に因んだ和名「ツガルモク」を付して、発表している。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】新潟大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】新潟大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】弘前大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】弘前大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】北海道大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 青森県、水生植物、塩基配列、つがる市、ガシャモク、日本新産種、湿地モニタリング手法、文献調査、ツガルモク |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105795 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/04/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29207 |
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