東京理科大学、日本大学、京都大学および立命館大学の研究グループは、赤外自由電子レーザー(IR-FEL)を2段階に分けて照射することで、セルロース(多糖)を効率的に単糖分解できることを発見した。東京理科大学はIR-FELの高性能化と利活用に関する研究拠点を1999(平成11)年に設置し、生命科学分野における応用研究などに取り組んでいる。同研究グループは、セルロースの吸収スペクトルが「グリコシド結合」におけるC-Oの伸縮振動などに応じたピークを示すことから、結合の切断(グルコース分解)に関与し得る波長のIR-FELを照射し、その際の影響を評価した。その結果、グルコースおよび2量体・3量体・4量体を検出できる波長帯が見い出され、特定の波長のIR-FELを照射することで、先ずセルロース分子鎖がほぐれ、次いで結合の解離が生じることが明らかになった。環境への負荷の少ないセルロース前処理プロセスをはじめ、森林バイオマスの画期的なリサイクル活用方法の創出が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 東京理科大学 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 東京理科大など、赤外自由電子レーザーを用いたセルロース糖化技術を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2020/06/29 |
要約 | 東京理科大学、日本大学、京都大学および立命館大学の研究グループは、赤外自由電子レーザー(IR-FEL)を2段階に分けて照射することで、セルロース(多糖)を効率的に単糖分解できることを発見した。東京理科大学はIR-FELの高性能化と利活用に関する研究拠点を1999(平成11)年に設置し、生命科学分野における応用研究などに取り組んでいる。同研究グループは、セルロースの吸収スペクトルが「グリコシド結合」におけるC-Oの伸縮振動などに応じたピークを示すことから、結合の切断(グルコース分解)に関与し得る波長のIR-FELを照射し、その際の影響を評価した。その結果、グルコースおよび2量体・3量体・4量体を検出できる波長帯が見い出され、特定の波長のIR-FELを照射することで、先ずセルロース分子鎖がほぐれ、次いで結合の解離が生じることが明らかになった。環境への負荷の少ないセルロース前処理プロセスをはじめ、森林バイオマスの画期的なリサイクル活用方法の創出が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】東京理科大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京理科大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】日本大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】日本大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)4 |
【組織名】立命館大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】立命館大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 解離、バイオマス、セルロース、赤外自由電子レーザー、照射、多糖、単糖分解、グリコシド結合、セルロース分子鎖、結合 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106369 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/07/02 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29733 |
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