韓国環境部(MOE)は、同国で初となる水素燃料電池自動車(FCV)のシェアリングサービスを起ち上げると発表した。電気自動車(EV)のシェアリングサービスは2012年から行われている。今回開始されるサービスではFCV15台とEV27台が用いられるが、光州市で試験運用を行い事業価値が確認されれば、今後は車両台数や対象地域の拡充も計画しているという。この事業は、FCVやEVを体験する機会を市民に提供し、環境に優しい車を利用したカーシェアリングの有効性を確かめることが目的である。環境部や地方自治体、自動車メーカー、カーシェアリング会社の協力によって実現したものであり、予約や支払をスマートフォンのアプリなどから行えるほか、利用料も普通の車より安価に設定されている。環境部の趙(チョ)長官は「このサービスが環境に優しい車に対する市民の意識を高め、水素燃料電池自動車や電気自動車の購入を後押しすることを期待する」と述べた。